
桃里でご案内させていただいた
いばらき地酒ソムリエ認定試験を受験して参りました。
会場は水戸、試験問題は全40問。
設問はバラエティーに富んでおり、日本酒の雑学、正しい楽しみ方から茨城県の地酒に関する結構マニアックな設問もあり、とても楽しみながら受験できました。
結果発表は3/18です。
果たして合格しているのか・・・
楽しみです。
水戸市元吉田町には「副将軍」「水戸藩」「別春」「百年梅酒」などで知られる酒造会社、「明利酒類株式会社」があります。
酵母を大切に酒造りに取り組んでおられます。
今回、酵母について勉強させていただきたくお邪魔させていただきました。
貴重なお話を伺いましたので、ご紹介させて頂きます。
日本酒を造るのに欠かせない「酵母」。
その中に「小川酵母(協会10号酵母)」という東日本では多くの酒造が使用する酵母があります。この酵母を生み出したのが、明利酒類株式会社です。その小川酵母にさらに改良を加えて完成した「M-310酵母」です。
明利小川酵母
当時副社長だった小川知可良博士が開発した酵母で、優良種をさらに選抜して純粋培養したものとのことです。
優れた香気(カプロン酸エチル)を造り、酸を造ることが少なく、低温でよく働くため、吟醸などの高級酒に向いている酵母として現在も全国で広く使われている由緒ある酵母です。
M310酵母
明利小川酵母を変異させた酵母です。
親株である小川酵母よりもカプロン酸エチルを多く生成するこの酵母は高い評価を得て、 M310酵母と名付けられました。
大吟醸など高級酒向けの優れた酵母として、全国の酒蔵で広く使用されています。


明利さんの敷地内には「梅酒と酒の資料館 別春館 」があり見学の方々を広く受け入れてらっしゃいます。
お忙しいところにもかかわらず、常務の小川眞幸さんが丁寧にご案内してくださり、そのお姿は、蝶ネクタイをつけとても紳士的で、誇りを感じました。
酵母の歴史や酒造りへのこだわりについて、日本における酒蔵の現状やこれからの日本酒のあり方まで、とても熱く語ってくださり、あっという間のひとときでした。
訪れた酒蔵さんの
日本酒に対しての情熱や
酒造りへの心意気やこだわりを
皆さまにお伝え致したく
桃里ではコラムにて
ご紹介させていただきます。